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キッズ・オン・ミュージック インタビュー02 Stax Groove IZM.(イズミ)さん

幸せとは、『周りのみんなが幸せなこと』と話してくれたIZM.(イズミ)さん。ジャズダンサーであり、Jazzy Sport下北沢店の仕掛人でもあり、さらに二人の子供の父親でもある。Jazzy Sport下北沢店にお伺いして、ダンスとの出会いから今のライフスタイルについて色々話を聞いて来ました。(インタビュワー/ 松下昇平 (M-Swift))

 

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松下 : 今回はキッズ・オン•ミュージックへの出演ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。

イズミ : よろしくお願いします。

松下 : イズミさんとは、数年前に渋谷のJz Bratで行われた伝説のジャズダンスイベント”JAZZ CATSでの”M-Swift”と”Stax Groove”以来の共演ですよね。

イズミ : そうですね。あの時も生のバンドとジャズダンスのコラボでしたね。盛り上がりましたね。懐かしいですね。

 

“音楽一家に生まれ育って”

 

松下: 今日はイズミさんの音楽への目覚めとか、ダンスを始めたきっかけなども聞いていきたいと思っています。普段会っていても、なかなかそういう話はしないですが。笑。

イズミ : 確かに普段、そんな真面目な話はしないですね。(笑)。えーと、遡って話すと実はうちは音楽一家で、親父がクラシックを大学で教えていたり、母親もオペラ歌手などの活動もやっていた時期もありで、割と小さいころから音楽が頭の中に流れている環境でした。中学に入ったらバンドでベースをやったりとか。今では想像つかないですけど、ビジュアル系のバンドをやったりとか。笑。また兄の影響でその頃西海岸のヒップホップを聴いたりしていました。

 

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松下 : そこからダンスへはどう繋がっていったんですか?

イズミ : 中学卒業して、バンドのみんなもバラバラに進学してしまった時期に、ちょうどダンスブームがやってきて、おっ!これはひとりでも出来るしいいなぁと思い、どんどんダンスカルチャーにはまっていったかんじです。ベースも弾きながらステップを踏んでいた。笑。そこがスタートです。

 

”10代でプロの世界に その行動力とは”

 

松下 : そこからプロになるまでにぐっと集中していったわけですよね。人生が変わったポイントですよね。

イズミ : そうですね。17歳の時に地元で、元TRFメンバーの後藤さん偶然にお見かけして、頼むなら今しかないと思い、ダンスを教えてくださいと頼んだんです。当時はストリートダンスのダンススクールもなかったので。

松下 : すごい行動力ですね。ということは割と早めに一流の方に出会えたということですよね。

イズミ : そうですね。その1年後にはジャニーズのグループの振り付けアシスタントをやらせていただいたり、その翌年ぐらいからはプロとして業界の仕事を始めました。

松下 : 異例のスピードですね。すごい!

イズミ : いえいえ、今思えば勢いだけですが、笑、これはいけるぞ!とダンスのプロの世界に飛び込んだわけです。

松下 : その後Stax Grooveを組んで、伝統あるヨーロッパのジャズフェスティバルに呼ばれたり、ロンドンルーツのジャズダンスをどんどん押し進めていったわけですよね。そんな海外に通用するダンスを作っていったIZM.さんですが、今のダンスシーンについてはどう思っていますか?

イズミ : ここ何年間かYOUTUBEが出来てからは世界も日本も変わりなくなっているように思いますね。情報がグルグル回っているので。

松下 : ダンサーはみんなインスタなどにもどんどん投稿していますよね。たしかに時間差なく世界を体感出来る環境が整っていますね。

イズミ : 僕らのころは、自分から海外に行って初めて、この国にはこんなシーンがあってこういうダンスがあるんだとわかる感じでした。それを日本に持って帰って、自分たちなりに消化して、発信の仕方を考えていたというか。今は、映像ですぐにわかるので早いですよね。ある程度の音楽性があれば、この音楽ではこういう振り付けでいけるんだとかは映像でわかるわけです。ただ、雰囲気とか匂いは行かなければわからない部分はありますよね。

 

”ライフスタイルについて”

 

松下 : イズミさんのプライベートについてもお聞きしたのですが、ダンサー、振り付け師としても活躍しつつ、Jazzy Sport下北沢店もやっていて、グッズやレコードの仕入れなど、やりたいことに囲まれていますよね。面白いライフスタイルだなぁと思っているんですが、どんな一日の過ごし方をしています。

イズミ : そうですね。本番がない普段は、午前中に自分の好きなことをあれこれやって、午後はお店の事をやるというペースですね。一時期は優秀な後輩もたくさん育ちダンスを教えることもやめていたのですが、また最近、始めています。発信する人はひとりでも多いほうが良いかなと思いだして。そんなライフスタイルです。

 

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”親としては子供たちには自由にやっていいんだよという空気感は伝えています”

 

松下 : また、ふたりの子供の父親でもあるイズミさんですが、こういう仕事をやっている父親って少ないですよね。普段どんな感じで接しています?

イズミ : どうだろう。わりと自由にやっていいんだよという空気感は伝えています。決まりはある中で。まぁ逆に僕のだらしないとこを見ながら、私はやめとこうみたいなこともあります。笑。

松下 両親がクラシック音楽の道でイズミさんはジャズダンスの道へということですしね。

イズミ : 僕の8歳の娘も最近ダンスを始めたのですが、僕はそのころまだ踊ってなかったですし、色々やりつつどういうまとまっていくのかが楽しみです。

 

“その人なりの色々なやり方があっていいなと思って教えています”

 

松下 : ダンスへの興味も高まっている昨今ですが、教えていてこの子は伸びるなぁというポイントはあります?

イズミ : そうですね。ひとつあげるとすれば、当たり前ですが話をよく聞いている子ですかね。でも聞いているのか聞いてないのか分からないけども、ふとした瞬間に違った方向からぐんと伸びる子もいます。なので僕は、その人なりの、いろいろなやり方があっていいなと思って教えています。

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(インタビューの後、レッスンのためにスタジオに現れたStax Grooveもう一人の出演者MUNE(ムネ)さん)

 

“幸せって、やっぱり周りのみんなが幸せってこと”

 

松下 : なるほど。道は一つではないということですね。最後になりますが、そんな面白いライフスタイルのイズミさんですが、イズミさんにとって『幸せ』とは何ですか?

イズミ : 大きい話ですね。笑。そうですね。でもやっぱり周りのみんなが幸せってことじゃないですかね。自分だけ幸せでも楽しくないですもんね。人と関わって生きている世の中なので。極端な話、家族が不幸せそうだと自分も幸せじゃないですよね。

松下 : 最後にキッズ•オンに向けてメッセージをお願いしてもよいでしょうか?

イズミ : 僕らジャズダンサーはもちろん、さらにJazzy Sportキッズ、Goodtimesのキッズダンサーも一緒に盛り上げてくれます。みなさんお待ちしています。絶対楽しいです!笑。

 

インタビューを終えて

遠巻きに、でもしっかりとダンスを志すキッズ、そして自分の子供をみているイズミさんの目線に、これまでシーンを引っ張って来たベテランとしての懐の深さを垣間見ました。キッズ•オン•ミュージックでのパフォーマンスをお楽しみに。

STAX GROOVE

IZM,YOSS,SHUN,MUNEの4人を軸とするダンスクリエイター集団。自身監修によるDVD“welcome to Sanctuary Blue”が話題をよび、 英国音楽誌「Straight no chaser」「Metro」へ掲載されヨーロッパをはじめ、英国・アジア各国へ招聘される。 2006年”Poland Jazz Festival”、2007年”Jakarta Crossover JAZZ Festival”へゲスト出演。2008年にはSONY Music internationalより映像付CD-Extra “Steppin Jazz Sol”をリリース。また、安室奈美恵、浜崎あゆみ、TUBE、キマグレン、RHYMESTER、田原俊彦等数多くのサポートダンサーをはじめ、アニメ「プリキュア」コナミのゲーム「ビートマニア」等の振付監修や、ベネッセ教材振付等、キッズへのダンス指導など世代に関係なく踊る事の意味・表現方法を伝えている。またJazzy Sport下北沢店、Good Times Dance Academyの協力を得て大人数によるパフォーマンスも披露します。Stax Groove PIC